国税庁装うフィッシング攻撃の報告が増加 - 滞納で差押えなどと不安煽る
「国税庁」を装ったフィッシング攻撃の報告が増加しているとして、フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。
「滞納や未払の税金がある」「e-Tax個人アカウントの登録確認」などさまざまな口実をもとに、国税庁を装ったメールを送り付け、偽サイトで個人情報をだまし取るフィッシング攻撃が確認されているもの。
メールの本文では、「期限までに対応しないと滞納処分が執行される」「差押処分に着手する」などと不安を煽り、リンクよりアクセスするよう促していた。
リンク先は国税庁が指定した納付受託者であるトヨタファイナンスが運営する正規サイト「国税クレジットカードお支払いサイト」を偽装したフィッシングサイト。氏名や住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報などをだまし取る。
5月22日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシングサイトが公開される可能性もあるとして注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/05/22 )
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