Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」にアップデート - セキュリティに関する6件の修正を実施

Googleは現地時間5月21日、同社ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。6件のセキュリティに関する修正を行った。

WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 125.0.6422.77」「同125.0.6422.76」、「Linux」向けに「同125.0.6422.76」をリリースしたもの。セキュリティに関する6件の修正を行った。

CVEベースで4件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。いずれも重要度を2番目に高い「高(High)」とレーティングした。

具体的には、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-5157」や、型の取り違えの脆弱性「CVE-2024-5158」を修正。さらにヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2024-5159」「CVE-2024-5160」へ対応している。

「Chrome」に関しては、5月に入ってから3件の「ゼロデイ脆弱性」を修正しているが、今回のアップデートで悪用に関する言及はなかった。

同社では今後数日から数週間をかけてこれらバージョンを展開していく予定。

(Security NEXT - 2024/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

イベント事業の再委託先でランサム被害や誤送信事故 - 郡山市
イベント応募フォーム掲載時に誤リンク、個人情報が流出 - 阿久比町
「研究者業績データベース」に不正アクセス - 中京大
「SecureAge Security Suite」に深刻な脆弱性 - アップデートを
ネットワーク監視ツール「WhatsUp Gold」に深刻な脆弱性
「OpenVPN」に深刻な脆弱性 - 2024年6月の更新で修正済み
Xerox製印刷ワークフロー管理ソフトに複数の脆弱性
SonicWall製ファイアウォールに脆弱性 - 認証回避や権限昇格のおそれ
天気情報サイト「tenki.jp」にDDoS攻撃 - 断続的に障害
プラネックス製ルータ「MZK-DP300N」にXSS脆弱性