Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

LINEヤフー、個情委に報告書を提出 - 進捗状況知らせるページも

LINEヤフーは、個人情報保護委員会より勧告や指導を受けた問題で、再発防止策の実施状況などを取りまとめ、4月26日に報告書を提出した。

コニュニケーションサービス「LINE」において、約52万人分の個人データが流出したおそれが判明。個情委では、権利利益に対する重大な侵害につながるリスクがあるとし、個人情報保護法に基づいた勧告を3月28日に実施。あわせてオークションサービス「ヤフオク!」における指導を行い、報告を求めていた。

同社は4月26日に提出した報告書において、技術面や組織面の安全管理措置に明らかとなった不備の是正について進捗状況や今後の計画について説明。

委託先の監督方法の是正やリスク管理における改善のほか、不必要な通信の遮断、重要システムに対するアクセス管理の強化、「Active Directory管理」の是正など一部完了していることを報告した。

また他対策については計画を示し、同社認証基盤への移行やシステム分離については、完了時期を再来年の2026年となる見通しであることを示している。

(Security NEXT - 2024/05/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
個人情報を6機関に誤送信、転送され規模が20倍超に - 岐阜県
報道記者が個人情報含む資料を一時紛失 - ABCテレビ
約40万件の個人情報が流出した可能性 - ニデック子会社
CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開