Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Lhaplus」の実行ファイル読込処理に脆弱性 - 11日公開版で対処済み

圧縮、解凍機能を提供するフリーソフト「Lhaplus」の実行ファイル読み込み時に脆弱性が含まれていることがわかった。情報処理推進機構が12日に注意喚起した脆弱性とは異なるもので、11日に公開された「同Version 1.58」以降ですでに修正済みだという。

同ソフトは、ライブラリファイルの読み込み処理に脆弱性「CVE-2010-2368」が含まれているとして、10月12日にIPAなどが注意喚起を実施しているが、JVNで別の脆弱性として、15日に公表されたもの。

あらたに判明した「CVE-2010-3158」は、実行ファイルを読み込む際のファイル検索パスの問題で、意図しない実行ファイルを読み込む可能性がある。

JVNによれば、いずれの不具合も10月11日に公開された「同Version 1.58」で、すでに解決されており、機能が修正された14日に「同Version 1.59」を含め、最新版へアップデートすることにより解消できる。

(Security NEXT - 2010/10/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開