Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ivantiのリモートアクセス製品に複数脆弱性 - アップデートが公開

Ivantiのリモートアクセス製品「Ivanti Connect Secure(旧Pulse Connect Secure)」「Ivanti Policy Secure」にあらたな脆弱性が複数明らかとなった。アドバイザリの公開時点で悪用は確認されていないという。

セキュリティアドバイザリを公開し、あわせて4件の脆弱性について明らかにしたもの。現地時間4月4日の時点で脆弱性の悪用に関する報告はないという。

「CVE-2024-21894」「CVE-2024-22053」は「IPSecコンポーネント」に判明したヒープオーバーフローの脆弱性。いずれも認証を必要とすることなく、細工したリクエストによりDoS攻撃を行うことができる。

さらに「CVE-2024-21894」は、特定の状況下で任意のコードを実行することが可能。「CVE-2024-22053」は、メモリの状況を読み取られるおそれがある。

一方「CVE-2024-22052」は、「NULLポインタ」を逆参照する脆弱性で、同じくk「IPSecコンポーネント」に存在。サービス拒否を引き起こすおそれがある。

「SAMLコンポーネント」には、XML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2024-22023」が含まれる。リソースを枯渇させ、サービス拒否を引き起こすことが可能だとしている。

(Security NEXT - 2024/04/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信で会員のメアド流出 - 不動産ファンド運営会社
ファイル共有設定ミスで意図せずCC送信 - メアド閲覧可能に
個人情報含むPCで侵害確認、影響を調査 - 小樽商科大同窓会
ウェブ問合フォームの入力情報が外部流出 - 川本製作所
サーバに攻撃の痕跡、一部情報流出を確認 - 人材サービス事業者
フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
2025年3Qのネット銀不正送金被害 - 件数、金額ベースともに7割減
2025年3Qクレカ番号盗用被害、3年ぶりに100億円を割り込む
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
高校で1クラス分の出席簿が所在不明に - 神奈川県