Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Cisco、12件のセキュリティアドバイザリを公開 - 複数製品の脆弱性に対応

Cisco Systemsは、現地時間4月3日に12件のセキュリティアドバイザリを公開し、同社複数製品に明らかとなった脆弱性に対処したことを明らかにした。

セキュリティアドバイザリの重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされるものはなかった。

1件を上から2番目にあたる「高(High)」としており、のこる11件についてはさらに1段階低い「中(Medium)」とレーティングしている。

重要度が「高(High)」とされた脆弱性は、「Cisco Nexus Dashboard Fabric Controller(NDFC)」の「PnP機能」に判明した「CVE-2024-20348」。プロビジョニングウェブサーバへ認証なしにアクセスし、リモートよりファイルを読み取られるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」と評価されている。

このほか、「Cisco Nexus Dashboard」に関する複数の脆弱性をはじめ、「Cisco TelePresence Management Suite」「Cisco Identity Services Engine」「Cisco Unified Communications Manager」「Cisco Enterprise Chat and Email」などの脆弱性に対応したという。

(Security NEXT - 2024/04/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ