「VMware SD-WAN」に複数の脆弱性 - パッチの適用を
組織におけるWAN接続の管理機能を提供するVMwareのソリューション「VMware SD-WAN」に複数の脆弱性が明らかとなった。修正パッチが提供されている。
エッジ環境で利用する「VMware SD-WAN Edge」では、認証なしにコマンドの挿入が可能となる脆弱性「CVE-2024-22246」が明らかとなった。
ローカル環境よりアクセスできる場合にコードを実行されるおそれがあり、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.4」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングされている。
またアプライアンスにおいて認証が欠如している「CVE-2024-22247」が判明した。物理的にアクセスできる場合に「BIOS」へアクセスしてブートの優先順位を変更できるという。CVSS基本値は「4.8」、重要度は「中(Moderate)」とした。
また統合管理を行う「VMware SD-WAN Orchestrator」では、オープンリダイレクトの脆弱性「CVE-2024-22248」が判明。CVSS基本値は「7.1」、重要度を「重要(Important)」としている。
いずれの脆弱性も非公開で報告を受けたという。同社は脆弱性を修正するパッチを用意しており、利用者へ対応を呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/04/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
