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WP向けeラーニングプラグイン「MasterStudy LMS」に脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」においてeラーニングシステムを構築できるプラグイン「MasterStudy LMS」に脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

バージョンによって影響が異なるが、2件の脆弱性が明らかとなったもの。「同3.3.0」および以前のバージョンでは、リモートより認証なしにファイルを挿入し、PHPコードを実行できる脆弱性「CVE-2024-2411」が判明した。

さらに「同3.3.1」および以前のバージョンでは、ユーザー登録フォームの処理に問題があり、特定環境下において認証なしに管理者レベルの権限を持つユーザーを登録することが可能となる「CVE-2024-2409」が明らかとなっている。

DefiantのWordfenceは、いずれの脆弱性も共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

開発者は、現地時間3月27日に修正版となる「同3.3.2」を公開。4月1日には最新版となる「同3.3.3」をリリースしている。

(Security NEXT - 2024/04/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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