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JVNで6製品の使用中止を呼びかけ - 脆弱性見つかるも開発者と連絡不能

脆弱性が見つかったものの長期間にわたり開発者と連絡がつかないことから、脆弱性情報のポータルサイト「JVN」を通じて6製品の使用中止が呼びかけられている。

脆弱性の修正に向けた調整が不可能であると判断し、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドラインのもと、「JVN」を通じて脆弱性を公表し、製品の使用中止を呼びかけたもの。

脆弱性が見つかり調整を図ろうとしたものの、連絡先が不明であったり、連絡先からの返信がなかった。また「連絡不能開発者一覧」を公開して連絡を求めたり、情報提供などを呼びかけるなどの対応も行ってきた。

対象は、ファイルアーカイバ「解凍レンジ(CVE-2024-28131)」、テレビ予約録画ツール「TvRock(CVE-2024-26018)」、プロクシサーバ「WebProxy(CVE-2024-28033)」、掲示板プログラム「Mini Thread(CVE-2024-28034)」「ffBull(CVE-2024-28048)」「ぜろちゃんねるスクリプト(0ch)(CVE-2024-28126)」の6製品。

製品によって脆弱性の判明時期は異なるが、脆弱性の報告から少なくとも8年、長いもので16年が経過している。

いずれも脆弱性の対策状況がわかっておらず、脆弱性を悪用されるおそれもあることから、使用の中止を検討するよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/03/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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