Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

小規模事業者持続化補助金の事務局がランサム被害

小規模事業者が販路開拓などに取り組む費用の一部を補助する「小規模事業者持続化補助金」の事務局が、サイバー攻撃を受けたことがわかった。

中小企業基盤整備機構が実施する同事業において業務委託を受け、商工会議所地区の事務局を務める日本経営データ・センターによれば、同社サーバがサイバー攻撃を受けたもの。

3月12日にランサムウェアによりサーバ内の一部データが滅失したり、暗号化されていることを確認した。

同社では外部協力のもと、情報漏洩の有無などの影響を含め、被害範囲の調査や復旧作業を進めている。

問題の発覚を受けて同社は、中小企業基盤整備機構、日本商工会議所、全国商工会連合会とともに個人情報保護委員会へ事態を報告。警察に相談を行っている。

(Security NEXT - 2024/03/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト