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「WordPress」向けファイル管理プラグインにパストラバーサルの脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「File Manager」「File Manager Pro」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

同プラグインは、「WordPress」の管理画面からファイルやフォルダを編集したり、アップロード、ダウンロード、削除などが行えるプラグイン。任意のファイルの内容を読み取ったり、任意のディレクトリにファイルをアップロードすることが可能となるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2023-6825」が明らかとなった。

無料版の「File Manager」については、脆弱性の悪用に管理者権限が必要となるが、有償版の「File Manager Pro」ではショートコードによって権限を付与した場合に、権限が低いユーザーからも悪用されるおそれがある。

CVE番号を採番したDefiantのWordfenceは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.9」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同脆弱性は「File Manager 7.2.2」「File Manager Pro 8.3.5」にて修正されており、同バージョン以降へのアップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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