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公民館で個人情報含むUSBメモリが所在不明に - 岐阜市

岐阜市は、市内公民館において個人情報を含む事務データが保存されたUSBメモリが所在不明となっていることを明らかにした。

同市によれば、2017年度から2021年度までの公民館における事務データや、2017年度から2023年度までの公民館講座の記録写真データなど1496件のファイルが保存されていたUSBメモリが所在不明となっているもの。氏名、住所、電話番号など個人情報160人分が含まれる。

2023年11月15日に職員が公民館講座の写真データを保存しようとした際、所定の保管場所にUSBメモリがないことへ気づいた。9月30日にデータを保存したが、以降の所在がわからないという。

USBメモリは、所定の場所に施錠保管することとなっており、事務室外への持ち出しは禁止されていたという。データの暗号化などは実施していなかった。

翌16日に同市へ報告。同市指示のもと、2024年2月8日にかけて複数回にわたり事務室や館内を探索するも発見できなかった。

同市では、2月10日以降、転居などで連絡が取れない5人を除いた関係者155人に対して経緯を説明し、謝罪を行ったという。同市では他公民館において外部記憶媒体の管理体制の調査を実施するほか、外部記憶媒体や個人情報の適切な管理に向けて研修を実施する。

(Security NEXT - 2024/03/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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