「Google Pixel」や「SureLine OS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間3月5日、悪用が確認された脆弱性2件を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ登録し、注意を呼びかけた。
具体的には、Googleが提供するAndroid搭載スマートフォン「Google Pixel」において明らかとなっているフレームワークコンポーネントの脆弱性「CVE-2023-21237」を追加した。
脆弱性を悪用されると、ユーザーインタフェースにおいて誤解を与える表示を行ったり、通知の隠蔽などが行われるおそれがある。米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」における共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「5.5」、重要度は「中(Medium)」。
またSunhilloのネットワーク機器が搭載する「SureLine OS」に判明したOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2021-36380」についても悪用されている。「NVD」における共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
同リストに追加された脆弱性は、悪用を防止するため米行政機関では一定期間内に対応することが求められる。また脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあり、対象製品の利用者は注意が必要となる。
(Security NEXT - 2024/03/06 )
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