Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Ghostscript」旧版に「クリティカル」とされる脆弱性

Artifex Softwareが提供する「Ghostscript」の旧版に脆弱性が明らかとなった。「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同ソフトウェアは、「PostScript」や「PDF」を処理するインタプリタ。WindowsやmacOS、Linuxなどさまざまなプラットフォームで利用されている。

「PDFドキュメント」において、本来単一の文字コードが複数の「Unicodeコードポイント」に配置され、域外メモリへ書き込みしたり、解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-36773」が明らかとなったもの。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」において、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性は、2024年2月4日に採番されたが、2020年9月にリリースされた「Ghostscript 9.53.0」「GhostPDL 9.53.0」にて修正済みだという。2024年2月18日の時点で2023年11月にリリースされた「同10.02.1」が最新版として提供されている。

(Security NEXT - 2024/02/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Interop Tokyo 2025が開催中 - 恒例企画「ShowNet」が人気
「Interop Tokyo 2025」が6月開催 - テーマ「社会に浸透するAIとインターネット」
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
指標管理ウェブシステムから顧客情報流出の可能性 - 損保ジャパン
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省