米当局、「Cisco ASA」など悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、現地時間2月13日から15日にかけて脆弱性4件を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に追加し、注意を呼びかけた。
マイクロソフトが、現地時間2月13日に公開した月例セキュリティ更新で2件のゼロデイ脆弱性「CVE-2024-21351」「CVE-2024-21412」へ対応したことを受け、同日CISAではこれら脆弱性を同カタログに追加した。
「CVE-2024-21351」は「Windows SmartScreen」に存在。一方「CVE-2024-21412」はインターネットショートカットファイルの処理に判明した脆弱性で、いずれもセキュリティ機能をバイパスされるおそれがある。「CVE-2024-21412」に関しては2023年12月下旬より悪用されているとの報告もある。
さらにCISAでは現地時間2月15日、同リストに「CVE-2020-3259」「CVE-2024-21410」を追加した。
「CVE-2020-3259」は、Cisco Systemsが提供する「Cisco Adaptive Security Appliance(ASA)Software」「Cisco Firepower Threat Defense(FTD)Software」に明らかとなった脆弱性。「ウェブサービスインターフェイス」に存在し、リモートより認証なしにメモリ情報を取得でき、機密情報が漏洩するおそれがある。
(Security NEXT - 2024/02/16 )
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