Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局

米当局は、地理空間データを共有するためのオープンソースソフトウェア「GeoServer」に関する脆弱性が悪用されているとして注意喚起を行った。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間12月11日、「OSGeo GeoServer」におけるXML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2025-58360」を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。米国内の行政機関に対して指定期間内に対策を講じるよう要請。また悪用のおそれがあるとして広く注意を呼びかけた。

「GeoServer」は地図画像や地理情報を配信するサーバソフト。XML入力に対する解析処理に不備があり、外部エンティティを参照することにより、サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)が可能。システム内部のファイルを窃取されたり、DoS攻撃などにつながるおそれがある。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」には2025年11月25日に登録。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価されている。

「GeoServer 2.27.0」「同2.26.3」「同2.25.6」にて脆弱性は修正されており、以降のバージョンへアップデートするよう呼びかけられている。

「GeoServer」に関する脆弱性はこれまでもたびたび標的とされており、「CVE-2024-36401」「CVE-2022-24816」なども悪用されているとして、2024年に「KEV」へ登録され、注意喚起が行われていた。

(Security NEXT - 2025/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、悪用カタログに既知脆弱性5件を登録 - AppleやRockwellなど
「iPhone」狙う強力な攻撃キット「Coruna」 - 多数脆弱性を悪用、CVE未採番も
JetBrainsの複数製品に脆弱性 - 「Hub」ではクリティカルも
「VMware Aria Operations」の脆弱性など悪用に注意喚起 - 米当局
「EC-CUBE」に多要素認証を回避される脆弱性 - 修正パッチを公開
自然言語処理ライブラリ「NLTK」に深刻なRCE脆弱性
メッセージブローカー「Apache ActiveMQ Artemis」に深刻な脆弱性
「Cisco Secure Firewall」に脆弱性 - 認証回避やRCEなど深刻な影響も
キヤノン複合機向けスキャンソフトに脆弱性 - アップデートを公開
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」含む脆弱性10件修正