MS、2月の月例セキュリティ更新をリリース - ゼロデイ脆弱性2件に対応
マイクロソフトは、2024年2月の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。あわせて73件の脆弱性に対処しており、一部脆弱性は悪用が確認されている。
今回のアップデートでは、「Windows」や「Microsoft Office」「Microsoft ActiveX」「.NET」をはじめ、「Microsoft Exchange Server」「SQL Server」「Hyper-V」「Microsoft Dynamics」「Microsoft Defender for Endpoint」「Skype for Business」「Azure Site Recovery」「Microsoft Azure Kubernetesサービス」など多岐にわたる脆弱性を修正した。
CVEベースで73件の脆弱性に対応。脆弱性によって影響は異なるが、30件についてはリモートよりコードを実行されるおそれがある。16件は権限昇格の脆弱性としており、「なりすまし」の脆弱性10件、サービス拒否の脆弱性9件、情報漏洩の脆弱性5件、セキュリティ機能のバイパス3件などを解消している。
最大重要度を見ると、5件の脆弱性が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
「Outlook」の脆弱性「CVE-2024-21413」、「Windows Pragmatic General Multicast(PGM)」の脆弱性「CVE-2024-21357」などはリモートよりコードを実行されるおそれがある。
「Microsoft Exchange Server」における権限昇格の脆弱性「CVE-2024-21410」や、「Microsoft Dynamics Business Central」における情報漏洩の脆弱性「CVE-2024-21380」、「Windows Hyper-V」のサービス拒否の脆弱性「CVE-2024-20684」についても、重要度を「クリティカル」とした。
(Security NEXT - 2024/02/14 )
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