Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「支援金5万円」とだますフィッシング - 偽マイナポータルへ誘導

内閣府を名乗り、「マイナポータル」に見せかけた偽サイトへ誘導し、個人情報をだまし取るフィッシング攻撃が発生している。

注意喚起を行ったフィッシング対策協議会によれば、フィッシングメールは、緊急支援給付金の通知を偽装。政府が緊急支援給付金の提供を決定したなどと記載している。

申請方法を「マイナポータルを通じてのオンライン申請」と説明し、メール内のリンクよりフィッシングサイトへ誘導していた。

誘導先は「マイナポータル」を装い、緊急支援給付金の案内として、「マイナポイント」の記載ミスと見られる「イナポイント」を5万円分プレゼントするなどと書かれていた。

さらに遷移したページでメールアドレスやパスワード、氏名、生年月日、電話番号、住所のほか、受取方法の設定などと称してクレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードの入力を促す。

類似するフィッシング攻撃が発生する可能性があるとし、フィッシング対策協議会では注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/02/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト