Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「OpenSSL」に脆弱性「CVE-2024-0727」 - 今後修正予定

「OpenSSL」の開発チームは、あらたな脆弱性「CVE-2024-0727」が判明したとしてセキュリティアドバイザリを公開した。

同脆弱性は、「NULLポインタ」の参照の脆弱性。細工された「PKCS12ファイル」を処理するとクラッシュし、サービス拒否に陥るおそれがある。

複数の「API」が同脆弱性の影響を受けるほか、「SMIME」における一部書き込みに関する関数にも同様の問題が明らかとなっている。

開発チームでは脆弱性の重要度を4段階中もっとも低い「低(Low)」とレーティングした。アドバイザリ公開時点でアップデートを用意しておらず、今後リリースが計画されている「OpenSSL 3.2.1」「同3.1.5」「同3.0.13」にて修正する見込み。

またプレミアムサポートを利用している場合は、「同1.1.1x」「同1.0.2zj」においても修正が予定されている。

(Security NEXT - 2024/01/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ