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「dカード」利用者を狙う偽メール - 架空の利用照会など複数文面で

NTTドコモをかたるフィッシング攻撃の報告が増加している。フィッシング対策協議会が注意を呼びかけた。

問題のフィッシング攻撃は、NTTドコモの提供するクレジットカード「dカード」の利用者を標的としたもので、メールには複数の文面が使用されていた。

あるケースでは、本人の利用であるか確認したい取引があるとメールで説明。回答しないと利用制限を継続するとして不安を煽り、偽サイトへ誘導していた。別のケースでは、国内加盟店において7万9560円の利用があったなどと架空の利用照会を送付。覚えがない場合は詳細を確認するよう促し、偽サイトへアクセスするよう求めていた。

誘導先のフィッシングサイトでは、「dアカウント」のIDやパスワードのほか、氏名、住所、電話番号、生年月日、クレジットカード情報、3Dセキュアの認証情報などを入力させようとしていた。

フィッシングサイトは、複数のサブドメインを用いて設置されており、少なくとも12件のURLが悪用されていることが判明している。

同協議会は閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似するフィッシング攻撃に注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/01/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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