Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ivanti製VPN製品のゼロデイ脆弱性、PoCが公開 - 復旧時は再発防ぐ対応を

リモートアクセス製品「Ivanti Connect Secure(旧Pulse Connect Secure)」「Ivanti Policy Secure Gateway」にゼロデイ脆弱性が明らかとなった問題で、概念実証(PoC)が公開されたことがわかった。

同問題について同社は状況が刻々と変化していると説明。最新の情報を入手し、対策を講じるよう呼びかけている。現地時間1月18日にもアドバイザリを更新し、現状を説明するとともに、利用者へ注意を促した。

同社はタイムラインを示し、セキュリティアドバイザリをリリース後の翌11日より脆弱性に対する広範な侵害が開始されたと説明。活動が急激に増加しており、Volexityが観測した内容と一致しているとの見解を示した。

1月16日には第三者によって概念実証(PoC)が公開されたほか、1月17日よりあらたな「IoC(Indicators of Compromise)」情報が観測されているという。

こうした状況を受け、同社は利用者がまず実施すべき対応方法やフォレンジック調査に向けての注意点、侵害が確認された際の復旧方法、侵害状況を再発させないための対策などについて情報を提供している。

(Security NEXT - 2024/01/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

患者の個人情報含む書類をFAXで誤送信 - 千葉労災病院
ネットワーク侵害を確認、詳細を調査 - テーオーシー
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
国内セキュリティ産業の振興コミュニティが発足