Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

インフラアクセス管理ツール「Teleport」に複数の脆弱性

サーバやクラウドアプリケーションに対する一元的なアクセス認証や監査機能を提供する「Teleport」に複数の脆弱性が明らかとなった。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性も含まれる。

低いアクセス権限を持つ利用者によって、プロキシやエージェント経由で任意のホストに対して「サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)」を行うことができる脆弱性が判明した。CVE番号は不明でGitHubでは識別子「GHSA-hw4x-mcx5-9q36」が割り当てられている。

また「同14」で導入されたアクセスリストの機能において権限昇格が可能となる脆弱性「GHSA-76cc-p55w-63g3」が明らかとなった。

これら2件の脆弱性については、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

さらにクラスター内のノードにアクセスできる場合、「SFTP」による接続が可能となる「GHSA-c9v7-wmwj-vf6x」や、「macOS」のエージェントにおいてユーザーが指定した環境変数によって予期しないコードを実行される「GHSA-vfxf-76hv-v4w4」など、重要度が「高(High)」とされる脆弱性2件についても明らかとなった。

「同14.2.4」「同13.4.13」「同12.4.31」にて脆弱性を修正。これらを反映した「同14.3.0」「同13.4.14」「同12.4.32」が提供されている。

(Security NEXT - 2024/01/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
個人情報を6機関に誤送信、転送され規模が20倍超に - 岐阜県
報道記者が個人情報含む資料を一時紛失 - ABCテレビ
約40万件の個人情報が流出した可能性 - ニデック子会社
CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開