Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Sophos、EOLの旧FW製品向けに脆弱性修正パッチ - 攻撃発生受けて

Sophos製ファイアウォールに深刻な脆弱性「CVE-2022-3236」が見つかった問題で、同社はサポートがすでに終了している旧製品に対しても修正パッチをリリースした。

「CVE-2022-3236」は、ユーザー向けポータルやウェブの管理画面におけるコードインジェクションの脆弱性。2022年9月にセキュリティアドバイザリを公開し、アップデートを提供するとともに脆弱性が悪用されているとして注意を呼びかけていた。

すでにアドバイザリの公開から1年以上経過しているが、同社は現地時間12月11日にセキュリティアドバイザリを更新。脆弱性を悪用するあらたな動きを11月27日に観測したことを明らかにした。

すでにサポートが終了している同社ファイアウォールの旧製品に対して脆弱性の悪用を試みる動きがあるとし、脆弱性を解消するパッチを用意。ホットフィクスを受け入れる設定となっていれば自動的に適用されるとしている。

同社は、サポートを終了した製品が攻撃者の標的になっているとし、機器やファームウェアを最新のものへアップグレードすることを強く推奨している。

(Security NEXT - 2023/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満