Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサム感染で障害、システム図面などが流出 - レスターHD

半導体や電子部品を取り扱うレスターホールディングスは、同社およびグループ6社で利用するサーバがランサムウェアの被害に遭ったことを明らかにした。

同社によれば、12月5日にサーバを侵害されて「LockBit」と見られるランサムウェアに感染し、システム障害が発生したもの。

同サーバは、同社やレスターエレクトロニクス、レスターデバイス、レスターコミュニケーションズ、レスターソリューションサポート、バイテックエネスタ、バイテックベジタブルファクトリーで利用していた。

12月6日時点で、ファイルサーバにおけるフォルダ情報の画像2件、レスターコミュニケーションズのシステム図面4件、そのほかサンプル画像8件の流出が確認されている。

製品の出荷活動は継続しているものの、一部出荷やカスタマーサポートなどに影響が広がっている。

同社ではサーバを停止し、外部ネットワークから遮断するなど対策を講じるとともに、外部協力のもと侵害された原因、攻撃経路、情報流出の範囲など調査を進めている。

(Security NEXT - 2023/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員採用選考受検者の自己申告用紙が所在不明に - 新潟県
他県で実施した中学校自然教室で生徒名簿が所在不明に - 横浜市
誤った住所へ会員証を送付、システムトラブルで - JAF
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
MDMサーバから従業員情報流出、削除データも - ジブラルタ生保
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
ファッション通販サイトに不正アクセス、通知メールが送信
サイバー攻撃で元従業員情報が流出した可能性 - クミアイ化学工業
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供