Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WP向けプラグイン「UserPro」に深刻な脆弱性 - 組み合わせで悪用容易に

マーケットプレイスであるEnvato MarketのCodeCanyonにて提供されている「WordPress」向けプラグイン「UserPro」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

あわせて11件の脆弱性が明らかとなり、複数のバージョンを通じて修正された。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性も含まれる。

「CVE-2023-2437」は認証のバイパスが可能となる脆弱性。プラグインを介してFacebookにログインしているユーザーに対する検証が不十分であるため、管理者を含めて既存ユーザーなどになりすましてアクセスが可能となる。

悪用にはユーザーのメールアドレスを把握する必要があるが、同時に明らかとなった認証なしにショートコードを実行できる「CVE-2023-2448」と、機密情報が漏洩する「CVE-2023-2446」を組み合わせることで、メールアドレスを取得できるという。

また検証不備によりパスワードのリセットが可能となる「CVE-2023-2449」が判明した。同脆弱性に関しても、「CVE-2023-2448」「CVE-2023-2446」などと組み合わせることで容易に悪用することが可能となる。

(Security NEXT - 2023/11/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開
「Android」に月例パッチ、脆弱性107件に対応 - 2件ですでに悪用も
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
マルウェア対策製品「Avast Antivirus」に権限昇格の脆弱性
顧客などへのメルマガで誤送信 - 資格講座スクール
患者情報含む書類紛失、ISO審査前の確認で判明 - 浜医大病院
「ChatGPT」のフィッシング攻撃 - アカウント停止と不安煽る
委託先で個人情報を誤送信、半年後に発覚 - 長崎市
脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正