Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

J-CSIP、24件の脅威情報を共有 - 標的型攻撃は5件

送信者の意図は不明だが、「開封確認の要求」が設定された不審メールなども報告された。Outlookなど一部メールソフトの設定によっては、開封確認の要求があるメールに対し、意図せず自動で応答メールが返信される場合がある。

開封だけでなく、メールを削除した場合も自動で未開封であることを通知するメールが送信されることから注意が必要で、メールアドレスの有無、メールヘッダに含まれる利用環境、開封状況といった情報を攻撃者によって把握されるおそれもあると指摘。

実際に同機能が悪用されたとの情報は確認されていないが、自動応答設定時におけるメールの動作環境などを事前に確認し、業務上必要としない場合は、自動応答などを行わない設定とすることを推奨している。

20231113_jp_001.jpg
Outlookの設定画面。「常に開封済みメッセージを送信する」を設定している場合、開封せず削除した場合に未開封である通知メールが送信される(画像:IPA)

(Security NEXT - 2023/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
小学校で個別書類あると気づかず身体測定結果を誤配布 - 名古屋市
個人情報含むファイルを県内自治体に誤送信 - 静岡県
廃棄物運搬事業者への事務連絡メールで誤送信 - 横須賀市
Dropboxの電子署名サービスに不正アクセス - 顧客情報が流出
開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
保守委託先で顧客情報含むHDDが所在不明 - はばたき信組
サポート詐欺被害で情報流出の可能性 - 高齢・障害・求職者雇用支援機構
「改訂新版セキュリティエンジニアの教科書」が発売 - 日本シーサート協議会
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加