F5「BIG-IP」に認証バイパスの脆弱性 - ホットフィクスの適用を
F5が提供するネットワーク製品「BIG-IP」に認証をバイパスし、リモートよりコードを実行されるおそれがある深刻な脆弱性が明らかとなった。今後脆弱性の詳細が公開される予定となっており、早急に対策を講じるよう呼びかけられている。
同社は、現地時間10月27日にセキュリティアドバイザリを公開。認証をバイパスすることが可能となる脆弱性「CVE-2023-46747」を明らかにした。
同脆弱性は構成ユーティリティに存在し、リモートよりコマンドを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
同社は「BIG-IP 17」「同16」「同15」「同14」「同13」向けに脆弱性を修正するホットフィクスを用意した。「BIG-IP Next」「BIG-IQ」「F5OS-A」「F5OS-C」については脆弱性の影響を受けないとしている。
同脆弱性を発見し、10月4日にF5へ報告したPraetorianは、リクエストスマグリングの脆弱性であるとし、F5よりセキュリティアドバイザリが公表されたことを受け、一部技術的な情報を公開した。
(Security NEXT - 2023/10/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響

