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ウェブメール「Roundcube」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃で判明

「Winter Vivern」は、ヨーロッパと中央アジアの政府を標的に攻撃を展開するサイバー攻撃グループ。ESETでは、ベラルーシにおいて外国大使館などを標的に活動する「MoustachedBouncer」とも関連していると分析している。

同問題を受けて、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、現地時間10月26日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ「CVE-2023-5631」を追加。同国内の行政機関へ対策を促すとともに、広く注意を呼びかけた。

「Winter Vivern」は、これまでも脆弱性「CVE-2020-35730」など「Roundcube」に明らかとなった脆弱性を標的として攻撃を展開している。

「CVE-2020-35730」に関しては、別名「Fancy Bear」「Sednit」「Sofacy」「Tsar Team」「Pawn Storm」「STRONTIUM」などの別名でも知られるロシアのサイバー攻撃グループ「APT28」なども悪用したとの指摘が出ている。

また「Roundcube」については、これら脆弱性に限らず、「CVE-2017-16651」「CVE-2020-12641」「CVE-2021-44026」なども悪用されていることが判明している。

(Security NEXT - 2023/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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