Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Cisco、「IOS XE」の不正埋込プログラムを検知するコマンドを更新

「Cisco IOS XE」に脆弱性「CVE-2023-20198」が存在し、ゼロデイ攻撃が発生している問題で、同社は侵害の兆候を検知するコマンドをアップデートした。

「Cisco IOS XE」のウェブユーザーインタフェースに「CVE-2023-20198」「CVE-2023-20273」が明らかとなったもの。脆弱性を悪用されると攻撃者によってアカウントを作成され、不正なプログラムを埋め込まれるおそれがある。少なくとも9月中旬ごろより悪用されていることが判明しており、数万台規模で被害が発生しているとの報告もある。

同社は、現地時間10月23日にセキュリティアドバイザリをアップデート。不正に埋め込まれたプログラムを検知するためのコマンドを更新した。

さらに同月25日にもアドバイザリへ追記を行い、「同17.9.4」向けにインストールすることでパッチ修正などを適用できるソフトウェアメインテナンスアップグレード(SMU)の提供を開始したことをアナウンスしている。

修正プログラムに関しては、現地時間10月22日に「同17.9.4a」がリリースされて以降、追加などは行われていない。「同17.6.6a」「同17.3.8a」「同16.12.10a」の提供時期は未定のままとなっている。

(Security NEXT - 2023/10/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意