委託調査の関連データが保存されたPCを紛失 - 埼玉県

埼玉県は、委託先において業務データが保存された業務用端末が所在不明となっていることを明らかにした。

同県によれば、委託先である埼玉新聞社の従業員が業務用ノートパソコンを紛失したことが判明したもの。同県が委託していた中小企業人手不足対応支援事業の調査業務に関するデータが保存されていた。

具体的には、事例集の作成に使用した補助事業者に関するデータで、2024年度における47者の事業者名、所在地、業種、設立年月日、資本金、従業員数、導入機器、取組概要、補助額のほか、実施計画書、補助事業実施結果報告書、現地確認報告書などが含まれる。

また2025年度については、189者に関する補助事業者情報や実施計画書が保存されていた。2025年12月17日の時点で、第三者への情報流出や不正使用による二次被害などは確認されていない。

同県では同社に対し、データ持ち出し時における管理の徹底、データの暗号化などセキュリティ対策を強化するよう求めた。

今回の問題を受けて同社は謝罪。セキュリティ対策や管理体制について強化。従業員教育を徹底し、再発の防止を図るとしている。

（Security NEXT - 2025/12/18 ）ツイート