YKK APのECサイトで不正注文、サイトを一時停止 - 情報流出は否定
アルミ建材メーカーのYKK APは、同社の通信販売サイトにおいて、外部で入手したと見られるクレジットカード情報を用いた不正注文が発生しているとして、同サイトの提供を一時停止した。
同社によれば、窓やドアにある鍵にセンサーを設置し、締め忘れなどをスマートフォンに通知できる施錠確認システム「ミモット(mimott)」の通販サイトにおいて、不正注文を確認したもの。
具体的には、過去の不正注文で使用された配送先と同じケースや、番地などの入力がない送付先住所の入力不備、注文者の氏名とクレジットカード名義の相違、登録メールアドレスへ注文確認メールを送信できない、登録電話番号が使われていないことなどが確認されているという。
不正注文が発生しはじめた時期や具体的な件数などについては明らかにしていない。同社以外で入手したクレジットカード情報を用いた決済であり、同サイトからの情報流出については否定している。
同社では注文者に対して電話で本人確認を行うなど対策を強化。同サイトで提供している決済手段はクレジットカードのみであり、ウェブサイトの提供を一時停止してメインテナンスを実施している。再開時期は未定だという。
(Security NEXT - 2023/10/20 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
