Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例パッチで脆弱性104件を修正 - ゼロデイ脆弱性も

マイクロソフトは、10月の月例セキュリティ更新プログラムを公開し、104件の脆弱性を修正した。一部脆弱性については、すでに悪用が確認されているという。

今回のアップデートでは、「Windows」や「Office」をはじめ、「Windows IIS」「MS SQL Server」「Azure」「Microsoft Dynamics」「Microsoft Common Data Model SDK」など幅広い脆弱性に対処している。

CVEベースで104件の脆弱性へ対応した。同社による最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急(Critical)」とされる脆弱性は13件。のこる91件については、重要度が2番目に高い「重要(Important)」とレーティングされている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアを見ると、「7.0」以上とされる脆弱性は83件。なかでも2件については「9.0」以上と評価されている。

具体的には、「Microsoft Message Queuing」においてリモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2023-35349」と、「Windows IIS Server」における権限昇格の脆弱性「CVE-2023-36434」の2件で、ともにCVSS基本値は「9.8」とされている。

(Security NEXT - 2023/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「WordPress」向け寄付プラグインに深刻な脆弱性
ローコード開発プラットフォーム「Scriptcase」に深刻な脆弱性
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を修正
SAPのeコマース製品はじめ脆弱性4件を悪用リストに追加 - 米当局
教員の業績管理システムに脆弱性 - パッチがリリース
「NVIDIA Container Toolkit」に「クリティカル」の脆弱性
「WP Engine」からの遮断を一時停止 - WordPress.org
研究者交流サイト「東海国立大学機構100人論文」が改ざん被害
3カ月連続で300件以上のDDoS攻撃を観測 - IIJ
委託先が研修受講者リストをメールで誤送信 - 大阪市