Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「e-Gov電子申請アプリケーション」に脆弱性 - アップデートが公開

政府が提供する「e-Gov電子申請アプリケーション」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

Windows版およびmacOS版において、同ソフトウェアの「カスタムURLスキーム」の処理に脆弱性「CVE-2023-44689」が明らかとなったもの。

ウェブブラウザなど他アプリより細工したURLを開くと同ソフトウェアが起動し、さらに想定されていないウェブサイトへ誘導されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「4.3」と評価されている。

NECの外山拓氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、脆弱性の公表にあたってはJPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

デジタル庁では、アップデートとしてWindows向けに「同2.1.1.0」、macOS向けに「同1.1.1.0」をリリース。同脆弱性の修正や機能追加を行っている。

(Security NEXT - 2023/10/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サイトが改ざん被害、外部へ誘導される状態に - 京都府社会福祉協議会
増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用
進学情報サイトにサイバー攻撃 - 学生情報が流出した可能性
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応