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ブラウザ「Firefox 117」がリリース - 脆弱性13件を解消

Mozilla Foundationは、現地時間8月29日にブラウザの最新版「Firefox 117」をリリースした。

今回のアップデートでは、クレジットカードの自動入力機能について対象地域を拡大したほか、コンテキストメニューの表示に関する調整やバグの修正などを行った。

さらにCVEベースで13件の脆弱性を修正している。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

2番目に高い「高(High)」となる脆弱性が7件。整数オーバーフローの脆弱性やメモリ破壊の脆弱性に対処した。さらに「中(Moderate)」とされる4件や、「低(Low)」とされる2件を解消している。

あわせて延長サポート版となる「Firefox ESR 115.2」「同102.15」をリリースした。「Firefox 117」にて修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-4573
CVE-2023-4574
CVE-2023-4575
CVE-2023-4576
CVE-2023-4577
CVE-2023-4578
CVE-2023-4579
CVE-2023-4580
CVE-2023-4581
CVE-2023-4582
CVE-2023-4583
CVE-2023-4584
CVE-2023-4585

(Security NEXT - 2023/08/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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