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監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正

オープンソースの監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

認証なしにログファイルのバックアップを介して管理者アカウントを乗っ取ることができる脆弱性「CVE-2023-4319」が判明したもの。現地時間8月14日に公開した「同773」にて修正した。共通脆弱性評価システム「CVSS」におけるベーススコアなどは不明。

「Pandora FMS」に関しては、今回修正された「CVE-2023-4319」とは別に、2月以降のアップデートを通じて7件の脆弱性が修正されているが、「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性も複数含まれており注意が必要だ。

現地時間2月21日にリリースされた「同769」では、危険なファイルタイプのファイルをアップロードでき、システムのコマンドを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2023-24517」が、他3件の脆弱性とともに修正されている。

「CVE-2023-24517」については、8月22日に米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」へ追加されたが、同データベースではCVSSの基本値を「9.8」、重要度が「クリティカル(Critical)」と評価している。

(Security NEXT - 2023/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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