不正アクセスでクレカ情報など個人情報が流出した可能性 - 倉敷帆布
織物会社の倉敷帆布は、「倉敷帆布オンラインストア」が不正アクセスを受け、クレジットカード情報などをはじめとする顧客の個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。
同社によれば、ウェブサイトの脆弱性を突く不正アクセスを受けたもの。ペイメントアプリケーションの改ざんが行われた。
サイト開設時から新システムへ移行した2023年4月17日までに同サイトで商品を購入したり、問い合わせを行った顧客4万869人に関する氏名、住所、電話番号、メールアドレスのほか、任意で入力された職業、会社名、性別、生年月日、届け先情報などが流出したおそれがある。
また2021年3月24日から2023年4月17日にかけて決済時に入力されたクレジットカード情報を窃取された可能性がある。具体的にはクレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードで顧客8655人が対象となる。
5月2日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘があり問題が発覚した。同社は同日と7月10日に個人情報保護委員会へ報告。7月13日には警察へ被害を申告している。外部事業者による調査は6月30日に完了しており、8月17日より対象となる顧客にメールで経緯の報告と謝罪を行い、身に覚えのない請求などが行われていないか確認するよう呼びかけている。
同サイトについては、問題が発覚した5月2日の時点で、すでにあたらしいシステムへ移行済みだったが、安全性が確認できるまで停止する方針。再開日については決定次第アナウンスするとしている。
(Security NEXT - 2023/08/17 )
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