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ネットワーク製品「UniFi」に脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ

Ubiquitiが「UniFi」ブランドで展開するアクセスポイントやスイッチに複数の脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。

「CVE-2023-35085」は整数オーバーフローの脆弱性。SNMP監視を行っているデフォルト設定環境において影響があり、攻撃条件が複雑なもののリモートよりコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」において同脆弱性のベーススコアは「9.0」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

またDHCPクライアント機能にコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2023-38034」が明らかとなった。隣接するネットワーク経由でコードを実行されるおそれがある。CVSS基本値は「8.3」で重要度を「高(High)」とした。

Ubiquitiでは、これら脆弱性に対処した「UniFi Access Point 6.5.62」「UniFi Switch 6.5.59」および以降のバージョンへアップデートするよう呼びかけている。なお、「UniFi Switch Flex Mini」についてはこれら脆弱性の影響を受けない。

(Security NEXT - 2023/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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