長期休暇に向けてセキュリティ状況の確認を
休暇明けの対応も重要となる。期間中、緊急性の高い脆弱性などが公表されていないか確認し、必要に応じてアップデートを実施。セキュリティ対策製品など最新の状態に更新した上で業務を再開したい。
持ち出した端末や外部記憶媒体を利用する場合も、マルウェアを持ち込まないよう事前にスキャンを徹底するなど注意が必要となる。システム担当者やセキュリティ担当者は、機器などで異常が生じていないかログのチェックなども欠かせない。
特に休暇明けは、蓄積したメールの処理をはじめ、業務の負荷が高まり、セキュリティ上の対応が手薄になりがちだ。攻撃者もそういった状況を想定し、マルウェアへ感染させたり、アカウント情報をだまし取る悪質な「なりすましメール」などを送り付けている可能性もある。
メールについては、添付ファイルやURLなどを開くよう促されても安易に開くことはせず、安全であるか確認してから開くことを徹底するなど、細心の注意を払いたい。
(Security NEXT - 2023/08/08 )
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