Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

長期休暇に向けてセキュリティ状況の確認を

休暇明けの対応も重要となる。期間中、緊急性の高い脆弱性などが公表されていないか確認し、必要に応じてアップデートを実施。セキュリティ対策製品など最新の状態に更新した上で業務を再開したい。

持ち出した端末や外部記憶媒体を利用する場合も、マルウェアを持ち込まないよう事前にスキャンを徹底するなど注意が必要となる。システム担当者やセキュリティ担当者は、機器などで異常が生じていないかログのチェックなども欠かせない。

特に休暇明けは、蓄積したメールの処理をはじめ、業務の負荷が高まり、セキュリティ上の対応が手薄になりがちだ。攻撃者もそういった状況を想定し、マルウェアへ感染させたり、アカウント情報をだまし取る悪質な「なりすましメール」などを送り付けている可能性もある。

メールについては、添付ファイルやURLなどを開くよう促されても安易に開くことはせず、安全であるか確認してから開くことを徹底するなど、細心の注意を払いたい。

(Security NEXT - 2023/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ