Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

一部製品にユーザー情報が混入、利用者へ展開 - チエル

文教分野にICT製品を提供するチエルは、顧客へ提供した製品に無関係のユーザー情報が混入していたことを明らかにした。

学校内のID管理サーバを統合し、ユーザー情報を一元管理できる学校向けシステム「ExtraConsole ID Manager」に、本来含まれるべきではないユーザー情報が存在し、無関係の利用者に展開していたことが明らかとなったもの。

同製品のユーザーである大学のシステム担当者2人が検証作業を行っていた際に、関係ない別のユーザーに関する個人情報が閲覧されたことが7月13日に判明した。

問題のデータには、学校名や管理コード、学年、学級、番号、氏名、生年月日、性別、出身校、転入出や進学先などの学校情報など2万3508件の個人情報にくわえ、氏名、メールアドレス、パスワード、ユーザーID、学籍番号、生年月日など7036件などが含まれる。

同社が保守目的で自社にプログラムを持ち出した際、システムに不具合があり、本来含まれべきでないユーザー組織の個人情報が混入。さらに開発担当者が異なる顧客へ展開するためのプログラムにそれらデータが含まれていた。

(Security NEXT - 2023/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

入力委託先で特定健診の受診票などが所在不明に - 守口市
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
SwitchBot製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
口座振込の確認メールを「CC」送信、メアドが流出 - 大阪市
総当り攻撃で内部侵入、挙動検知してサーバ隔離 - タマダHD
医療分野のセキュリティ人材育成で協定 - IPAとJAMI
認証管理製品「Devolutions Server」に複数脆弱性 - アップデートを提供
問合窓口担当者が外部サイトで顧客電話番号に関する不適切投稿 - JR東日本
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
米当局、工場設備向け「ScadaBR」のXSS脆弱性悪用を警告