Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Java SE」に複数の脆弱性 - アップデートで解消

Oracleは、四半期定例パッチ「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開し、「Java SE」や「Oracle GraalVM Enterprise Edition」の脆弱性を解消した。

バージョンや製品によって影響を受ける脆弱性は異なるが、今回のアップデートではあわせて9件の脆弱性を解消。「CVE-2023-22041」を除いた8件についてはリモートより悪用されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてベーススコアが「7.0」以上とされる脆弱性は含まれていない。今回修正された脆弱性でスコアがもっとも高い「CVE-2023-22043」で「5.9」と評価されている。

同社は、現地時間7月18日に脆弱性を解消した「Java SE 20.0.2」「同17.0.8」「同11.0.20」「同8u381」、「Oracle GraalVM Enterprise Edition 22.3.3」「同21.3.7」「同20.3.11」をリリースしている。

今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-22006
CVE-2023-22036
CVE-2023-22041
CVE-2023-22043
CVE-2023-22044
CVE-2023-22045
CVE-2023-22049
CVE-2023-22051
CVE-2023-25193

(Security NEXT - 2023/07/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意