「Adobe ColdFusion」に今月3度目の更新 - 悪用あり、緊急対応を
Adobeは、現地時間7月19日にゼロデイ脆弱性を解消する「Adobe ColdFusion」の定例外アップデートを公開した。現地時間7月11日以降、3度目のアップデートとなる。
同社では、各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあたる現地時間7月11日、さらに3日後の現地時間7月14日と立て続けに「Adobe ColdFusion」の脆弱性を解消するアップデートをリリースしてきたが、前回より1週間も経たずに今月3度目となるアップデートをリリースした。
今回のアップデートでは、「CVE-2023-38204」「CVE-2023-38205」「CVE-2023-38206」に対処している。
なかでも信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2023-38204」については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「9.8」と高く、重要度は3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
「CVE-2023-38205」「CVE-2023-38206」は、アクセス制御不備によりセキュリティ機能をバイパスされるおそれがある脆弱性。「CVE-2023-38205」についてはCVSS基本値を「7.5」、重要度を「クリティカル」とし、「CVE-2023-38206」はCVSS基本値を「5.3」、重要度を「中(Moderate)」とした。
(Security NEXT - 2023/07/20 )
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