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ランサム被害、侵入経路はVPN脆弱性 - 日本コンクリート工業

情報流出の痕跡は見つかっておらず、攻撃に用いられたランサムウェアに関しても、複数のセキュリティベンダーによってデータの持ち出しを行わないことが確認されていることなども踏まえ、データの外部流出はないものと結論づけた。

一方、業務システムの大部分が暗号化されており、被害に遭ったファイルの復号は不可能と判断。完全復旧を断念し、被害を免れたシステムを利用しつつ、以前より計画していた新システムへの移行を進める。

今回のサイバー攻撃により、決算関連業務で遅延が生じている。6月29日に開催した定時株主総会において決算書類などの報告ができず、臨時報告書を提出。7月28日に開催予定の継続会で報告する予定。有価証券報告書の提出についても約1カ月延期している。

(Security NEXT - 2023/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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