ビデオ会議「Zoom」、チャットメッセージの暗号化に不備
ビデオ会議サービスを提供するZoomのクライアントにおいて、暗号化処理に不備が明らかとなった。
Windows、macOS、LinuxなどのデスクトップやiOS、Androidなどモバイル向けに提供されているクライアントアプリや「Zoom Meeting SDK」の一部バージョンに脆弱性「CVE-2023-36539」が判明したもの。
「TLS」による通信の暗号化は行っていたものの、ミーティングごとに設定される暗号化キーを利用せず、チャットメッセージを送信していたという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「5.3」、重要度は「中(Medium)」としている。
同社は、アップデートにて同脆弱性を修正しており、最新版を利用するよう求めている。
(Security NEXT - 2023/07/04 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開