Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Fortinetの複数製品に脆弱性 - アドバイザリを公開

Fortinetは、6月のセキュリティアドバイザリを公開した。重要度がもっとも高い「クリティカル」とされるものも含め、複数の脆弱性に対処している。

同社は、現地時間6月12日にアドバイザリを公開したもの。脆弱性によって対象となる製品は異なるが、脆弱性は21件にのぼる。

同社の5段階ある重要度においてもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は、「FortiOS」および「FortiProxy」に明らかとなった「CVE-2023-27997」の1件

7件については、2番目に重要度が高い「高(High)」とされている。具体的には、「FortiOS」に関する「CVE-2023-29181」「CVE-2023-29180」や、「FortiOS」および「FortiProxy」が影響を受ける「CVE-2022-41327」が明らかとなった。

さらに「FortiNAC」では「CVE-2022-39946」「CVE-2023-22633」、「FortiADC」において「CVE-2023-26210」、「FortiSIEM」では「CVE-2022-42478」などが判明したという。

また重要度が「中(Medium)」とされる11件、「低(Low)」とされる2件を公開。「FortiManager」「FortiAnalyzer」「FortiWeb」「FortiClient」「FortiSwitchManager」などにも脆弱性が明らかとなっている。

同社は脆弱性の影響を受けるバージョンなどを示すとともに、アップデートなど対応を呼びかけている。今回アドバイザリが公開された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-33877
CVE-2022-39946
CVE-2022-41327
CVE-2022-42474
CVE-2022-42478
CVE-2022-43949
CVE-2022-43953
CVE-2023-22633
CVE-2023-22639
CVE-2023-25609
CVE-2023-26204
CVE-2023-26207
CVE-2023-26210
CVE-2023-27997
CVE-2023-28000
CVE-2023-29175
CVE-2023-29178
CVE-2023-29179
CVE-2023-29180
CVE-2023-29181
CVE-2023-33305

(Security NEXT - 2023/06/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施