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Fortinetの「SSL VPN」に深刻な脆弱性 - アップデートの実施を

Fortinet製品にOSとして搭載されている「FortiOS」などに、深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。

現地時間6月12日にアドバイザリを公開し、「FortiOS」および「FortiProxy」の「SSL VPN」機能にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2023-27997」が存在することを明らかにしたもの。外部より協調のもと報告を受けたという。

細工されたリクエストにより、リモートより任意のコードやコマンドを実行されるおそれがある。

同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、同脆弱性のベーススコアを「9.8」とし、重要度を5段階中、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同社は、同脆弱性の影響を受けない「FortiOS 7.4.0」、あるいは脆弱性を修正した「FortiOS 7.2.5」「同7.0.12」「同6.4.13」「同6.2.14」「同6.0.17」、「FortiOS-6K7K 7.0.12」「同6.4.13」「同6.2.15」「同6.0.17」、「FortiProxy 7.2.4」「同7.0.10」「同2.0.13」および同バージョン以降へ更新するよう呼びかけている。

また同社は、「CVE-2023-27997」以外にも20件の脆弱性に関するアドバイザリを同日公開した。あわせて注意する必要がある。

(Security NEXT - 2023/06/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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