Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング報告、過去最多を更新 - DMARC未対応組織狙う傾向

20230608_ap_002.jpgフィッシング攻撃で悪用されたブランド数(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)

悪用されたブランドは、前月の92件から増加して110件だった。業種を見ると「金融関連」「クレジットや信販会社」がいずれも25件と多い。「通信事業者やメールサービス関連(13件)」「eコマース(9件)」「決済サービス関連(5件)」「オンラインサービス関連(5件)」「運送関連(5件)」と続く。

悪用されたブランドを見ると、コード決済サービスの「ファミペイ」のフィッシング報告が約21.5%にのぼり最多だった。1万件以上の報告があった「セゾンカード」「Amazon」「イオンカード」を含めた4ブランドで約60.0%にのぼる。また1000件以上の報告があったブランドは18あり、全体の約89.1%を占めた。

同協議会が調査のために用意したメールアドレスに届いたフィッシングメールのうち、独自ドメインが使われるなど、送信ドメイン認証では判別ができないメールは約8.1%と1割に満たない。

約91.9%に関しては、正規のドメインを使用する「なりすましメール」だった。このうち送信ドメイン認証技術「DMARC」を用いることで受信の拒否や隔離が可能だったものは約14.6%へと減少している。

のこる約77.4%については「DMARC」のポリシーが「none」とされていたり、「DMARC」に対応していなかった。「DMARC」を正式に運用していない組織が集中的に狙われる傾向にあると分析している。

送信元のIPアドレスを見ると、中国の通信事業者から配信されたものが約94.6%で依然として多い。国内通信事業者から配信されたものは約2.8%だった。

(Security NEXT - 2023/06/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

患者情報含む医師私物PCが所在不明 - 順天堂大付属練馬病院
包装資材通販サイトの侵害、決済アプリ改ざんで個人情報流出の可能性
物価高騰対策のゴミ収集袋送付で不備、ラベル二重貼付 - 青梅市
海外法人が昨年末にランサム被害、年明け後判明 - 新光商事
都スタートアップ支援拠点のサイトが改ざん - 影響など詳細を調査
相次ぐ脆弱性の悪用、ゼロデイ攻撃も - 悪用リスト登録が週明け以降7件
「NVIDIA runx」に脆弱性 - サポート終了により修正予定なし
「SolarWinds WHD」に複数の深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Ivanti EPMM」にゼロデイ脆弱性、悪用確認 - パッチ適用や侵害調査を
ファンクラブ会員メールに他人氏名、事務局ミスで - 大阪ブルテオン