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医療助成申請書類を放置して紛失、職員を処分 - 佐渡市

新潟県佐渡市は、自立支援医療助成の申請書類を受理後に放置し、一部書類を紛失した職員に対し、懲戒処分を行なった。

同市によれば、問題の職員は2022年6月以降、自立支援医療助成の申請書類16件について受理後も長期間処理せず放置していた。事務所内で紛失したものと見られるが、このうち2件については所在がわからない状態となっている。

申請者より受理した書類は、職員が指定のボックスに入れて共有し、上司がチェックすることになっていたが、チェックも行われていなかった。

手続きの遅延など影響が出たが、申請者において金銭的な不利益などは生じていないとしている。同市では関係者へ経緯を説明し、謝罪した。

同職員は2018年ごろにも同様の問題で懲戒処分を受けているため処分を加重し、6月1日付けで戒告処分とした。またチェックを怠るなど事務処理上問題があり、管理監督責任もあるとして上長2人を訓告処分とした。

(Security NEXT - 2023/06/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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