Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

重要インフラ狙う中国関与の「Volt Typhoon」攻撃 - 中小企業も攻撃の踏み台に

さらに今回確認された攻撃では、通信先の地域を偽装するため、標的となった組織と近い地域にある小中規模オフィスのネットワークデバイスが攻撃の踏み台となっていた。

脆弱性が未修正であったり、侵害されたFortinetやCisco Systems、NETGEAR、Draytek、Zyxel、FatPipe NetworksなどのSOHO向けデバイスが標的になっているという。

中小規模事業者に対して、ネットワーク管理インターフェイスがインターネットなどに公開されていたり、踏み台などに悪用されていないか確認するよう呼びかけた。

また米政府では、中国の関与が疑われる攻撃者により悪用が確認されている脆弱性について、これまでも注意喚起を行なってきたが、あらためて影響を緩和するよう対策を求めている。

(Security NEXT - 2023/06/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゲームイベントサイトに攻撃、出展者の掲載画像が消失
アンティーク雑貨通販サイトに不正アクセス - ジョイフル本田
ランサムウェア「Black Basta」に注意 - 500超の組織で被害、医療機関も
「Chrome」にアップデート - 今月3度目のゼロデイ脆弱性修正
Aruba製アクセスポイントに深刻な脆弱性 - アップデートを
悪用脆弱性リストにMS月例パッチで報告された2件を追加 - 米当局
「Cisco Crosswork NSO」など複数製品の脆弱性に対応 - Cisco
中学校で災害共済給付制度の同意書が所在不明に - さいたま市
アプリに個人情報が表示、システム不具合で - 愛知県内CATV局
みそ通販サイトの侵害、ログイン用PWも流出した可能性