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ネット経由の攻撃リスクを管理する「ASM」の解説資料 - 経産省

経済産業省は、インターネット上へ露出しており、サイバー攻撃の対象となりうる「攻撃対象領域(Attack Surface)」を管理し、リスク低減を図る手法についてガイダンスを取りまとめ、公開した。

今回公開した「ASM(Attack Surface Management)導入ガイダンス~外部から把握出来る情報を用いて自組織のIT資産を発見し管理する~」は、攻撃経路となりうる組織外部に公開された「攻撃対象領域」におけるリスクを継続的に検出、評価して管理する「ASM」について解説した資料。

「ASM」は、サイバー攻撃対策において組織全体の機器をすべて把握するIT資産管理とくらべて導入の敷居が低く、サービスやツールなども増加していることから、導入を検討する組織に向けて関連ツールやサービスの特徴、必要とされる知識、スキル、注意すべきポイントなどの基本情報や利用実態などをガイダンスとして取りまとめた。

把握できていない機器や設定ミスなどを攻撃者の視点から発見でき、脆弱性管理におけるリスク低減の効果が期待される一方、収集、分析する情報の不確実性など留意点も存在すると指摘している。

同ガイダンスは、A4で32ページからなるPDFファイルで、同省ウェブサイトよりダウンロードすることができる。

(Security NEXT - 2023/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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