Google、長期間放置アカウントを削除へ - 悪用防止対策で
Googleは、2年以上使用されていない個人向けのGoogleアカウントについて2023年後半より削除していく方針を示した。放置されたアカウントはセキュリティ管理が甘く、乗っ取られて悪用される可能性があることを理由に挙げている。
同社では5月17日にサービスのポリシーを変更。2年以上使用されていなかったり、ログインされていないアカウントの削除を実施する方針であることを示した。対象は個人向けアカウントで、企業や学校など組織を通じて発行されているアカウントは対象とならない。
実施を開始するタイミングは、もっとも早い場合で2023年12月としており、作成後に1度も使用されないアカウントより段階的に実施。アカウントを削除する前にはアカウントのメールアドレスと再設定用のメールアドレスに通知するという。
アカウントを削除された場合、Gmail、GoogleドライブなどのGoogle Workspaceや、Googleフォトなどに保存されたコンテンツもあわせて削除される。
同社は、忘れられたり、放置されて長期間使用されていないアカウントについて、侵害される可能性が高く、リスクを軽減するための措置と説明している。
(Security NEXT - 2023/05/24 )
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